世界の旬な出来事を語り、NK225と市場動向を午後3時過ぎ発表。
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某IT企業の経営者である友人の「閑話休題」、今日は〔老化と寿命〕です。〔テロメアの話〕〔寿命に関する数字〕〔 脳が大きいほど長寿〕〔日本人の寿命〕〔女性の寿命〕等 ⇒ 1月、○○高校の同級生に、老化と寿命に関する本を5冊ほど貸したが、今日それが戻ってきた。その本を本棚に返しつつページをめくってみた。めくって見ると、皆さんに喜んで読んでもらえそうな、話が沢山ありましたので、その部分を整理してみました。
1.テロメアの話

ヘイフリック限界という言葉が生命科学研究の分野にある。 正常なヒトの細胞は、決まった回数だけ分裂してから分裂を止めるがその限界を言う。 染色体の端には「テロメア」と呼ばれている部分がある。テロメアの部分は細胞分裂のたびに短くなる。

テロメアの塩基配列は2000個ほどあり、細胞分裂のたびにテロメアの塩基配列が約50個(10個と書いてある本もある)ずつ失われて短くなる。 40回なり、200回なり分裂すると、いずれはそれ以上に分裂できなくなる。 すなわち分裂回数の限界がある、これがヘイフリック限界である。まるで電車の回数券ようであり、細胞に備わった老化と死のプログラムのようである。

また一方、テロメアの長さを維持するテロメラーゼという酵素がある。これを使った「細胞の治療」ができるのではないかという研究もある。

がん細胞は「無限増殖」が大きな特徴であるが、これはテロメアの分裂を抑える(テロメアの長さを維持する)テロメラーゼが関わっているらしい。

生殖細胞は基本的には永遠に分裂し続ける能力が必要である。親の生殖細胞は、受精後限りなく分裂(人間の細胞数は60兆個)するだけではなく、子供の生殖細胞にもなる。女性の卵子は生まれた時に人生で必要とされる個数が生産される。

精子は体内で生産されるが卵子は生産されないらしい。生殖細胞にテロメアの短縮を防ぐ仕組みがなければ、世代が下がるたびにテロメアが短くなり、いつかは新しい生殖細胞を作ることができなくなり、生殖がストップし、種が絶えてしまう。

このテロメアの短縮を防ぐ仕組みがテロメナーゼでもる。
アメリカのバイオ企業ジュロン社とテキサス大学が、1998年「テロメナーゼで人間の正常細胞の寿命を延ばすことに成功」と発表して、ジュロン社の株が高騰し、取引が一時停止したという記事を昔読んだことがある。

2.寿命に関する数字

■ 体が大きいほど長寿である

たとえば、ネズミの体重は225g位であり寿命は2~3年である。ウサギのそれは2.2Kgで5~7年、犬は11Kgで10~12年、馬は700Kgで40~50年、象は3,8Tonで100年である。

一方、体重あたりの酸素消費量は体重が大きいほどに少なくなる。これは、体温を一定に保つために生じる熱放射量の違いである。 体重は体の長さの三乗に、体の表面積は体の二乗に比例することを考えればわかる。

体の大きさと寿命の関係は、体重あたりの消費酸素量が大きく関係している。これは、「活性酸素」説とか「酸素ストレス」説と呼ばれている。(少し速く歩く程度の運動が体に良いと言われているのはこのためである。)、ちなみに人間を、体重と体重あたりの酸素消費量で計算すると、寿命は15~20年となり、例外値となる。

■ 脳が大きいほど長寿である。

脳の大きさと寿命の関係を表す式がある(セイシャーの式)これで計算すると、ネズミ3.2年、犬21年、牛27年、象89年となる。ちなみに人間の寿命をこの式で計算すると92年になる。

■ 成熟年齢が高いほど長寿である。

成熟に要する期間の5~7倍が寿命となるとする説である。人間の成熟年齢(生殖可能年齢)を15歳とすると、75~105となる。

■ 人間の長寿記録

ギネスブック登録者

驚異的な超長寿命記録は、中国やイランにあるようだが戸籍制度がしっかりしていないので信用されていない。日本人としては泉重千代さんの120歳と8ヶ月があるが、ギネスブックに認定された、長寿世界記録は南フランスのアルルに住んでいた、ジャンヌ・カルマンさんという女性である。1997年8月に122歳6ヶ月で亡くなっている。

カルマンさんに関するエピソード

ヴァン・ゴッホがアルルに滞在していたとき、カルマンさんは若干13歳であった。伯父さんの画材店で働いていたカルマンさんの店を訪ねてきたゴッホをカルマンさんは「汚くて服装がだらしなく、不快な人」と後々にいたるまで語っている。

85歳でフェンシングを始め、100歳のときまだ自転車に乗っていた。晩年は、視力・聴力は衰えたものの、頭脳ははっきりしていた。120歳までタバコを吸っていた。 やめたのは健康上の理由ではなく、視力が衰え、タバコに火をつけるよう付き人にお願いすることに気を遣ったためだと、後に主治医に語っている。(私は、タバコは健康に悪いと言われると、良くこの話を持ち出します)

■ 日本人の寿命

統計を取った年         男   女
明治24年~31年(1891~98)  42.80 44.30
明治42年~大正2年(1909~13)44.25 44.73
大正10年~14年(1921~25) 42.06 43.20
昭和10年~11年(1935~36) 46.92 49.63
昭和22年(1947) 50.06 53.96
昭和30年(1955) 63.60 67.75
昭和46年(1971) 70.17 75.58 長寿国の仲間入り
昭和57年(1982) 74.22 79.66 世界最高
平成10年(1998) 77.16 84.01
平成14年(2002) 78.32 85.23

抗生物質など医薬品の進歩、上下水道など衛生環境の改善による感染症(伝染病)の減少などで、特に乳幼児の死亡率が減った。

女性の寿命

(「日本文明の謎を解く」竹村公太郎著、清流出版から引用)
日本のデータを見ると、大正から現代にかけて一段と女性の寿命が延びている。野生の動物には老人問題はなく、繁殖期を過ぎると寿命が尽きていく。 

明治・大正期の寿命が意味していることは、末子の成人を見届けるとすぐ息を引き取っていたということである。大正期に日本の水道普及率が飛躍的に伸びている。

女性は早朝に起床し、水汲みという過酷な重労働(井戸まで水を汲みに)があったがこれがなくなった。 電気は津々浦々の家庭まで配られた。鉄道の敷設、道路の整備で遠方まで歩いて買い物に行く苦労がなくなり、買い物は快適なレジャーの一つにもなってきた。苦役だった便所の汲み取りもなくなった。

電気炊飯器、洗濯機、冷蔵庫の普及は昭和50年で100%になった。あらゆる家事が同時並行的にできるようになった。 これで、家事時間は直列作業であったときと比べ3分の1になったといわれる。昭和20年代では主婦の家事労働時間は13時間であったという。それが今では3,4時間に減ったそうだ。

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